正直なところ、今回の組写真コースの選考には悩みました。
組写真コースでは今回に限らず問題になるのは、まず「一枚一枚の絵の中でのクオリティーを重視する」か、「組写真として全体の"組み方"を重視する」かということ。
今回はあくまで後者を重視した結果として、グランプリ作品を決定しました。組写真の構成として、不必要と思われるカットがあるか、必要なものが欠けていないか…を考えた時に、組みの中の大半が非常に優れていても、全体として過不足を感じられた作品を、結果としてグランプリから外す結果となりました。ご応募いただいた作者も、第三者の視点で一度見直していただければ、何か感じられることがあるのではないかと思います。

Instagramコースはやはり「いかにもインスタ的」な画像に、ついでのようにタグをつけられたものが多数です。そういう作品には「こころつないで」というテーマ性は少なく、しかも重複応募を選外としている規定があるのにも関わらず、たくさんのコンテストに関わるタグが羅列されているものばかりです。作品の内容に関わらず、このようなものは選外としていますので、この点ご理解ください。
そんな中でも、本コンテストに対して真摯に応募されている方がいらっしゃるのも現実で、大変ありがたく感じております。