作者のコメント
初めての水族館体験です。
審査員からのコメント
この評でも毎回のように「テーマに沿っているか」と言うことを書いていますが、
そういう意味では今回の選は、異例だったかもしれません。
確かに親子での水族館での体験は、こころつながったものではありますが、
この作品でそれがどこまで表現されているかというと、少々それは弱いような気もします。
それでも他の作品に比べて、組写真としての表現が優っている点で、この部門のグランプリとしました。
二枚目のクラゲの集団フォルム、三枚目の海獣の尾らしきもの、それを不思議そうに見つめる顔。
どちらも語りすぎず、大いに余韻を感じさせる絵で、少しキッチュなリズムも感じます。
これら二枚だけで十分におもしろく、なんなら単写真でも評価を得るところでしょう。
一枚目の説明的すぎるところのマイナスも、この二枚の絵で取り返して余りあるところですね。
貞松写真事務所
代表 貞松良治