作者のコメント
給食当番の二人。落とさないようにゆっくりと息を合わせて運んでいます。
審査員からのコメント
給食当番の二人の表情や、古く懐かしさいっぱいの木造校舎・廊下、優しい光...と、その全てが”出来すぎて”いて、正直なところ演出なんじゃないかとも思いました。
つまりは、それくらいに完璧な出来に思えます。
ただ”完璧”=最高というわけではなく、今回のグランプリ作の選出には、迷いもあったんですが、やはりこの圧倒的な優しい雰囲気に参りました。
本当ならこのような風景を原風景と感じるには、地域や時代が合わないと無理なのでしょうが、どこか普遍的に”懐かしい...”と思えるような光景です。
ですから、この作品のどこが良いのかを語るのは、あまり意味が無いかも知れません。
それくらい絶対的な好光景で、本当に日常の中この一瞬を捉えられたのでしたら、もうただただ脱帽です。
貞松写真事務所
代表 貞松良治