作品作りに手慣れた方が増えたように見える反面、最終の仕上げではかなり無理な加工をされているものが増えました。
特に組写真ではその傾向が顕著で、その“くどさ”がマイナスとなって、選に漏れている作品もあります。
以前も書いたことですが、ただ時系列で並べられた組写真や、ほぼ同じ内容の絵を”たたみかける”ように組むと、結果としてそれは、その中の「一枚で語り尽くせているのに、ほかのカットが邪魔をして...」となってしまいます。
実際に今回の応募作の中にも「一枚なら単写真部門で入選しているのに…」と、選に漏れてしまった作品もありました。
その反面、入選作を見て頂ければお判りになると思いますが、とかく”いい組写真作品”というものには、その中のそれぞれ一枚では”意味合いが曖昧”なカットであったり、もっと言うと”かなり内容が薄い”カットで成り立っています。
もちろんそれは内容の無い写真ではなく、何れも組として必要なカットで、組み合わせることを前提にトリミングしたり、時にトーンや色調を押さえることによって、ハーモニーとしての意味を見せてくれるものなのだと思います。
ただし、それらは必ずしも一定の調子で統一されるものでは無く、メリハリはハーモニーの中でも常に必要です。
同じような絵を繋ぐと、画面内に映っている被写体や、シーンそのものが見え辛くなります。
特にモノトーンの組写真の場合には、あたかも雑然とした一枚のように、その冗長さばかりが目につくものになるでしょう。
組写真テクとしては「外面の縁を利用」したり、「対照的な二枚だけ」というような、ありがちな”テ”もあります。
もっともっと写真を”組み合わせる”ということに、様々に考えを巡らしてみて下さい。
きっとそれは表現の根源で、極めるのは写真の醍醐味だと思います。
貞松写真事務所
代表 貞松良治
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第5回フォトコンテスト入賞者様を都道府県ごとに集計しました!
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