作者のコメント
ついに逆点、盛りあがります。
審査員からのコメント
応援団(や何かを応援する姿)は、当コンテストではよく撮られているテーマで、それ自体に新鮮さがあるわけではありません。
それでも本作を選んだのは、組写真としてのおもしろさが、どれよりも上手く表現されているからでしょうか。
単写真では一枚の中に、どれほどのものを語りきれるのか、どこまで見せつけられるか...が重要ですが、組写真の場合には、それぞれの一枚が語りすぎて、全体として”クドく”なっては、却って伝わるものは弱くなります。
その点において本作では、四枚の流れが軽やかで心地よく、タイトル通り青春の朗らかさが、逆転の瞬間から描かれています。
正方形トリミングの、いい意味での”視界の窮屈さ”も効いているように思います。
貞松写真事務所
代表 貞松良治