今回のグランプリ作品もそうですが、お祭での写真が多く寄せられています。 また、お子さんが生まれた喜びが大きいからでしょう、母子の触れあう写真は それ以上に多く寄せられています。
もちろん「こころつないで」と言うテーマ からして当然なのですが、受賞作品にそれほど反映されていないのは、やはり 「お祭である」こと、「母子である」ことで終わってしまって、「他人の目」 にも伝わる感動や、目を見張るような映像になっていないからでしょう。 人と人の絡み合う一瞬を切り取るのは、誰だって難しいですが、撮影したあと にも、出来ることはあると思います。
色・明るさ等の調整で「見せたいものを はっきり見せる」事も出来るでしょうし、トリミングをすることも重要です。
例えば今回入選の「結びましょうか」と言う作品では、左右の不要部分を切り とって、正方形くらいにトリミングすれば、もう一ランク上の"入賞"になって いたかもしれないと、複数の選者が指摘しております。撮影した画像の比率や、 プリントする紙の比率にはこだわらず、絵作りすることも試してみて下さい。