前回に引き続き、今回は更に全体としてレベルが上がりました。 特に、作品の仕上げと、テーマへの取り組みは、絵を見るだけ でも相当感じられる様になっています。
ただ｢こころつないで｣ というテーマは、コンテスト常連の方にもかなり厳しいテーマ ですので、ビギナーズ部門では結果として、まだまだそれが 明確に感じられるようなものは少ないところです。
「こころ揃えて｣や｢こころ集めて｣と言った感じは、一から創る 事も難しくないと思いますが、｢つないで｣となると難しいです。
それでもどこか心の片隅に、その点に留意して撮影、作品選び をして頂ければ幸いです。
最優秀賞の｢姉妹｣は上のような点で、明解なところがもっとも 評価されたものだと思います。

今回は、全体としてかなりレベルが上がっていると感じました。
以前より｢不可解な作品｣や適当に仕上げられた作品は少なく、 どれも写真としては、きれいなものが大半でした。
ただやはり、ビギナーズ部門の評で書きましたように、テーマ についてはそれを感じられないものが多くなっています。
また、同じ状況を撮影した複数の写真を、そのまま応募される 方がいらっしゃいます。
同じ状況であっても、全く違う意図で 解釈したものならまだしも、タイミングや撮り方が違うだけで、 何点も応募されると言うことは、そのどれも納得されていない と言うことになります。
作者自身で｢どちらか決めかねて｣いる のでは、審査するほうとしては、そのどれも選びかねます。
｢誰がなんと言おうとこれだ!｣という一枚を、お送り頂きます様、 是非ともよろしくお願いします。