審査後、評を書くときに気づきましたが、両グランプリ作品は、前回（第12回6期）同様に「夜と自転車」になっていました。と言っても作者も違えば、状況も全く違った作品で、単なる偶然ではあるのですが、「夜」という時間帯に対する思いとか、自転車に対して持っている郷愁のようなもの？に、何かしら共通するものがあるのかもしれません。
それはともあれ、当コンテストも第13回、13年目を迎えました。多くの作品を御寄せいただいている作者の方々にも、移り変わりを感じますし、それでもなお積極的にご応募いただいている方々には、感謝と畏敬の念を持って審査をしております。中には「私なんかが審査をして良いのか…」と思えるような、素晴らしい作品にも出会ってきましたが、新たな年度となっても、さらなる出会いに期待してやみません。