作者のコメント
とても絵の上手なお母さんで子供さんはその線を一生懸命なぞっていました。
審査員からのコメント
今回のグランプリ作品は、絵としては古典的な「砂の絵」で、
選ばれるには平凡過ぎないか?と思われるかもしれません。
実際こういう作品のご応募は多いのですが、作りを狙いすぎて、
多くは書いてある文字や絵に凝ったり、風景を見せすぎたり、
カッコは良いものの、何か受け取れる思いがないために、
これまで入選することは無かったように思います。
本作はそういう気取りや”てらい”もなく、最低限の画面で、
それでいて必要なものはきっちり捉えられ、選びました。
ただ絵を描いている風景ではなく、綺麗に書けるお母さんに、
それをなぞるお子さんの姿が、テーマにも合っています。
そのどぎつさもない優しい絵に癒やされます。
貞松写真事務所
代表 貞松良治